2020.05.12
令和2年5月11日から会社設立時の認証制度が便利になります。
株式会社を設立するには、公証役場にて定款の認証を受ける必要があります。
紙の定款の場合印紙税が別途課税されるため、PDFによる電子定款認証が一般的です。その場合でも、これまで多くの場合、公証役場に出向き、認証手続を行う必要がありました。
そこで出頭を不要とするため、テレビ電話方式による電子定款等の認証が、平成３１年３月２９日から始まりましたが、これまでは、発起人等が定款又は委任状に電子署名することが要件になっていましたので、結局発起人等が電子署名できない場合にはテレビ電話方式による電子定款等の認証はできませんでした。
しかし、令和２年５月１１日からは、発起人等が電子署名できない場合でも、電子署名ができる定款作成代理人に紙の委任状で定款作成を委任すれば、テレビ電話方式による電子定款等の認証ができることになりました。
（http://www.koshonin.gr.jp/business/b07_4#newteikan）
福井にいながら東京や大阪などの会社を設立したい方にとっては朗報ですね！
司法書士 渡邉健介